新年に「謙虚」と「感謝」を

新年、パソコンの中の過去のファイルを見ていたら、ちょうど10年前の2014年12月14日の中日新聞の「おじさん図鑑」というコラムの切り抜きのスキャンデータに目が行った。
飛鳥圭介さんというエッセイストが書いた「人に会ったら」というコラムだ。
妻に「これ読んどくと良いよ」と勧められてスクラップした覚えがある。

その内容はというと
筆者が若いときの大先輩の言葉を忘れないようにしているというもので、その言葉は
「人に会ったら、この人に何かお礼を言うことはなかっただろうか、と思いなさい。小さいことでも何か思い出したら、はきはきと『いつぞやは、○○をありがとうございました』と言いなさい」
という言葉だ。

この言葉には、「謙虚」と「感謝」の気持ちが詰まっている。
筆者も「このように考えることで、謙虚に身をほどこすことができることなのだろう。」と書いている。

もうひとつの言葉は、
「人に会ったら〈懐かしそうな顔〉をしなさい。ああ、また会えましたね、という顔は相手にとっても喜ばしいものだ」
という言葉だ。
たとえ初めて会った人でも、どこかでお世話になるかもしれない。巡り巡ってお世話になっているかもしれない、と思うことも「謙虚」と「感謝」につながるものだと思った。

人は一人で生きているのではない、自分一人では何もできないと、いつも思って1年を過ごしたい。